外国の正しい理解ができてきたのは、やはり映画で、それも、それを「英語で」見るようになってからである。字幕で伝えられるセリフや演技だけを見ていては絶対に理解できないことがある。つまり文化的背景、彼らの生きる哲学や人生観のようなものまでが、私は、彼らのセリフが英語で聞き取れるようになってからは理解できるようになったのである。けっして、いい加減な気持ちからベッドを共にするのではなく、そこにも、彼らなりの行動基準があること。血縁や地縁は希薄でも、隣人や職場の仲間の間で、それに劣らない心のつながりがあること。親子の間柄は私たち韓国人のようにウェットなものではないが、合理的ななかにも、子どもを成熟した大人に育てるための教育的配慮が感じられること。彼らはひんぱんに出会い、また別れていくが、それが生に対する真摯な姿勢に基づいているため、その多くがよき友人として残っていくこと。そうした、さまざまな文化的示唆やメッセージを、私はアメリカ映画から「直接英語で」受け取ることができたのである。
(参考)
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